●再確認
塾人として20年以上、正確には22年間続けてくることができた。今まで、何か1つのことを続けることが苦手で、興味のあるもの、思い浮かんだこと、流れでそうなってしまったこと、などに手を出しては続かないことばかりだった。自分に向いていることを客観的に眺めることは難しく、与えられたことや、出会ったことをとりあえずやってみることしか方法が分からなかった。でも、学習塾の仕事だけはなぜか自分をフィットすることができ今日まで続いている。
何年もやっているのだから、自分に向いているかどうかなんて考える必要もなく、続いていることが向いていることだったんだ!と思うことにしたのは30歳になった頃。それまでは、とにかく目の前のことだけを日々やっていた感じだ。振り返れば、昔の生徒たちには本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。今でさえ、勉強ができないから先生という仕事をしている(神様にさせられている)という想いが強いのに、さらに昔の不勉強だった私に教わっていた生徒たちには恥ずかしくて仕方がない。
やっと自分の目指したい学習塾がうっすらと見えてきた最近、その想いをカタチにするため、夢を叶えるために動き出したのが6年前。いい加減で自分勝手な性格のため時間はかかったが、やっと1つの目標地点までたどり着きそうだ。
Neo School (新しい学習塾のカタチ)と教室名を変更したのは、地域に根ざしながら子供たちの学ぶ場所としての教室をつくり、生徒・保護者・卒業生だけでなく、お世話になっている地域のすべての人たちと共生できるような空間であることを目指しているためだ。
野田市の川間・岩名地区を中心に20年以上お世話になっているので、卒業する生徒たちとともに貢献できる学習塾でありたい。
教育環境が変化しても、学ぶことの大切さ、学びの習慣、目標に向かう重要性、夢をかなえるための行動など、ど真ん中に置くべきものは変わらないはずだ。しかし、時代の流れの中で、価値観が多様化していく状況を学習塾としてどのように受け止めるのか?現時点でのその答えが、「集団授業教室」と「個別指導教室」を並行して運営し、生徒たちにベストな選択ができる環境を整えることなったのです。これが、1つの目標地点にたどり着きそうだということにつながる。
私ができるのはその環境作りだけ。あとは私より優秀な先生たちが、成績向上・志望校合格という第一目標を達成するためのていねいな仕事をしてもらうことになる。私も少しだけ頑張る。お預かりする地域の生徒たちの目標達成の過程を重視した指導をおこなっていき、正しく学ぶための習慣付けができれば本当に嬉しい。
自分の進むべき方向性を再確認し、初めての「チラシ」を作成しているが、想いが先行して何だか細かい字ばかりの「チラシ」になってしまい、悩んでいる最中なのだ。想いは伝えたいが、分かりやすく説明すればするほど、長文の、みんなが読みたくないような文章になるのがイタい。
まあ、最初で最後のNeo School を知っていただくチラシになるだろうし、宣伝よりも授業で勝負していきたいので、派手にいこう。構成担当のケンチマン先生に泣いてもらおう。
吉田先生は、集団授業の保護者様にご意見をいただくために、お知らせを配付したり、お電話をかけさせていている。その中から集団授業教室をより良く発展させるためのヒントを見つけ出そうとしている。新井先生は、個別指導教室の新規開校に向けて準備をすすめている。
Neo School の両主任がこれからは集団と個別の2つの教室をしっかりとスクラムを組んで、発展させていってくれるはずだ。私たちの想いをしっかりとカタチにするための歩みが始まろうとしている。
2010年も楽しい年になることは間違いない。日本の将来は必ず明るくなる、今はそのための準備期間だ。
しっかりと準備できた人にはご褒美があることを信じて進もう。がんばれ、Neo School。
by n-susan
| 2010-01-13 01:28
| きょういくのこと